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水ぼうそう

水痘(水ぼうそう)について

水痘(水ぼうそう)は、水痘・帯状疱疹ウイルスによって引き起こされる感染症です。主な症状は、全身に赤い発疹が現れ、それが水疱(水ぶくれ)に変化することです。感染力が非常に強く、子どもを中心に流行します。

水痘は、一年を通して感染が見られますが、特に冬から春にかけて流行することが多いです。

水痘の症状について

水痘の主な症状は、以下の通りです。

  • 発疹:赤い小さな発疹が全身に現れ、水疱に変化します。水疱はかゆみを伴い、かさぶたになって治ります。
  • 発熱:37℃~38℃程度の発熱が見られることがあります。
  • その他の症状:頭痛、食欲不振、倦怠感など。

発疹は、通常、胸や背中から始まり、顔や手足に広がります。発疹の出現時期が異なるため、さまざまな段階の発疹が同時に見られるのが特徴です。

重症化した場合

  • 肺炎:まれに、呼吸困難や咳などの症状が現れることがあります。
  • 脳炎:まれに、意識障害やけいれんなどの重篤な症状が現れることがあります。
  • 皮膚の細菌感染:水疱を掻き壊すことで、細菌感染を引き起こすことがあります。

水痘の原因について

水痘は、水痘・帯状疱疹ウイルスによって引き起こされ、主に以下の方法で感染します。

  • 飛沫感染:感染した人の咳やくしゃみによってウイルスが飛び散り、それを吸い込むことで感染します。
  • 空気感染:空気中に漂うウイルスを吸い込むことで感染します。
  • 接触感染:感染した人の水疱に直接触れることで感染します。

感染力が非常に強く、特に水疱が形成される時期は感染力が最も強くなります。

水痘ワクチンについて

水痘ワクチンは、水痘を予防するためのワクチンです。定期接種(無料)で、1歳時・1歳半時での2回接種が推奨されています。ワクチンを接種することで、感染・重症化のリスクを大幅に減らすことができます。

水痘の治療法について

水痘の治療は、基本的には症状を和らげるための対症療法が中心となりますが、抗ウイルス薬を使用する場合もあります。

  • 安静と水分補給:十分な休息を取り、水分をこまめに摂取することが大切です。
  • 症状を和らげる薬:発熱や痛みに対して、解熱鎮痛剤などを使用します。かゆみが強い場合には、抗ヒスタミン薬を使用することもあります。
  • 抗ウイルス薬:重症化リスクが高い場合や、重症の場合には、抗ウイルス薬を使用することがあります。

水疱を掻き壊すと、とびひのような細菌感染を引き起こす可能性があるため、爪を短く切る、手袋をするなどの対策をしましょう。

水痘の検査

水痘の診断は、通常、症状や流行状況から判断されます。特別な検査は必要ありません。

登園・登校の目安について

水痘は、学校保健安全法により、すべての発疹が痂皮化するまで出席停止とされています。お家での判断で登園・登校して、先方からNGをもらうケースもありますので、医師の許可を得て全身状態が良いことを確認してからが無難でしょう。園によっては登園許可証の医師による記載が必要なこともあります。

感染予防のために、手洗いやうがい、タオルの共用を避けるなどの基本的な対策を心がけましょう。

水痘について、ご心配なことやご不明な点がございましたら、お気軽にご相談ください。

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