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水いぼ

水いぼは、正式には伝染性軟属腫(でんせんせいなんぞくしゅ)と呼ばれる、皮膚の小さなできものです。
つるつるとした光沢があり、中心が少しへこんでいるのが特徴で、こどもの皮膚によく見られます。
自然に治ることもありますが、他の人にうつる可能性があったり、掻きむしることにより悪化することがありますので注意が必要です。

水いぼの原因について

水いぼの原因は、ポックスウイルスというウイルスの感染です。
皮膚と皮膚の直接的な接触や、タオル、衣服、おもちゃなどを介して感染が広がります。
プールや幼稚園、保育園などで集団感染することがあります。
一度感染すると、体の中に免疫ができるまで、新しいいぼができ続けることがあります。

水いぼの症状について

水いぼは、直径数ミリ程度の丸くて小さな、つるつるとしたできものとして現れます。
色は肌色に近いことが多いですが、少し白っぽく見えることもあります。
特徴的なのは、中央部分が小さくへこんでいることです。
通常、かゆみなどの自覚症状はほとんどありませんが、乾燥したり、引っ掻いたりすることで炎症を起こし、赤くなったり、かゆくなったりすることがあります。
体中に数個から数十個できることもあります。

水いぼの治療について

水いぼの治療法には、いくつか選択肢があります。

  • 自然治癒:水いぼは、感染から数ヶ月~数年かけて自然に治ることがあります。免疫ができると、自然に消えていきます。そのため、特に症状がない場合は、経過観察となることもあります。
    その場合も、定期的なお風呂での洗浄や保湿など、一定のスキンケアは続けることがとても重要です。
  • 摘除(ピンセットで取る):医療機関で行われる一般的な治療法です。専用のピンセットで一つずつ丁寧に取り除きます。痛みを感じることがありますが、短時間で終わります。
  • 液体窒素療法:液体窒素でいぼを凍らせて、壊死させる治療法です。何度か通院が必要となることがあります。
  • ヨクイニン内服:ハトムギ由来の漢方薬で、免疫力を高め、いぼの自然治癒を促す効果が期待されます。効果が出るまで時間がかかることがあります。
  • その他の外用薬:ウイルスに効果のある塗り薬が用いられることもありますが、効果には個人差があります。

治療法は、いぼの数や大きさ、お子さんの年齢や状態、痛みに弱いかどうかなどを考慮して、医師と相談して決めることになります。
治療をしなくても自然に治る可能性がある一方で、他の人にうつす可能性があることも考慮する必要があります。
プールや入浴の際は、タオルを共有しないなどの注意が必要です。
気になるいぼがあれば、お気軽にご相談ください

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