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ヘルパンギーナ・手足口病

ヘルパンギーナ・手足口病について

ヘルパンギーナと手足口病は、どちらもエンテロウイルスというウイルスによって引き起こされる感染症です。主に夏に流行し、子どもに多く見られます。どちらも口の中に水疱性の発疹ができるのが特徴ですが、手足口病は手足や口以外の場所にも発疹が見られます。

ヘルパンギーナ・手足口病の症状について

ヘルパンギーナ

  • 突然の高熱(38℃~40℃)
  • 喉の奥に小さな水疱性の発疹
  • 喉の痛み(特にものを飲み込む時)
  • 食欲不振
  • 嘔吐

手足口病

  • 口の中、手のひら、足の裏などに小さな水疱性の発疹
  • 発熱(高熱にならないことが多い)
  • 食欲不振
  • 軽い喉の痛み

どちらも発疹は数日で消えますが、口の中の発疹は痛みを伴うため、食事が摂りにくくなることがあります。

ヘルパンギーナ・手足口病の原因について

ヘルパンギーナと手足口病は、エンテロ/コクサッキーというウイルスによって引き起こされます。主な感染経路は、以下の通りです。

  • 飛沫感染:感染した人の咳やくしゃみによってウイルスが飛び散り、それを吸い込むことで感染します。
  • 接触感染:感染した人の唾液や鼻水などが付着したものを触り、その手で口や鼻を触ることで感染します。
  • 糞口感染:感染した人の便に含まれるウイルスが口に入ることで感染します。

感染力が強く、保育園や幼稚園などで集団感染が起こりやすいです。

ヘルパンギーナ・手足口病の治療法について

ヘルパンギーナ・手足口病には、特効薬はありません。治療は、症状を和らげるための対症療法が中心となります。

  • 安静と水分補給:十分な休息を取り、水分をこまめに摂取することが大切です。
  • 症状を和らげる薬:発熱や痛みに対して、解熱鎮痛剤などを使用します。
  • 食事療法:口の中の痛みが強い時は、柔らかく消化の良い食事をとりましょう。刺激の強いものや熱いものは避けましょう。

脱水症状が見られる場合や、症状が重い場合には、医療機関を受診しましょう。

ヘルパンギーナ・手足口病感染症の検査

ヘルパンギーナ・手足口病の診断は、通常、症状や流行状況から判断されます。特別な検査は必要ありません。

登園・登校の目安について

ヘルパンギーナ・手足口病は、学校保健安全法で明確な出席停止期間が定められていません。しかし、発熱や口の中の痛みが強い間は、登園・登校を控えることが望ましいです。有名な夏場に多い〝カゼ〟であり、園によっては独自の登園禁止基準を設けている場合がありますので、個々にお問い合わせください。

当院では、登園・登校の再開については、

  • 発熱や口の中の痛みが改善し、食事が摂れるようになったこと。
  • 全身状態が良いこと。
  • 保育園や学校の指示に従うこと。

等を目安にしています。

感染予防のために、手洗いやうがい、タオルの共用を避けるなどの基本的な対策を心がけましょう。

ヘルパンギーナ・手足口病について、ご心配なことやご不明な点がございましたら、お気軽にご相談ください。

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