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インフルエンザ

インフルエンザについて

インフルエンザは、インフルエンザウイルスによって引き起こされる感染症で、毎年冬に流行します。普通の風邪よりも症状が重く、時に重篤な合併症を引き起こすこともあります。特に、高齢者や基礎疾患を持つ人、乳幼児は重症化しやすいため、注意が必要です。

インフルエンザの症状について

インフルエンザの主な症状は、以下の通りです。

  • 急な高熱: 38℃以上の高熱が出ることが多いです。
  • 全身のだるさ: 強い倦怠感や脱力感を感じます。
  • 筋肉痛・関節痛: 全身の筋肉や関節が痛むことがあります。
  • 頭痛: 激しい頭痛を感じることがあります。
  • 咳・鼻水・のどの痛み: 風邪のような呼吸器症状も見られます。
  • 消化器症状: 下痢や嘔吐などの消化器症状が現れることもあります。
  • 脳炎・脳症: 症状が進行すると意識障害や死亡にまで至る脳炎・脳症を引き起こします。

普通の風邪と比べて、インフルエンザは症状が急激に現れ、全身症状が強いのが特徴です。

インフルエンザの原因について

インフルエンザは、インフルエンザウイルスに感染することで発症します。主な感染経路は、以下の通りです。

  • 飛沫感染: 感染した人の咳やくしゃみによってウイルスが空気中に放出され、それを吸い込むことで感染します。
  • 接触感染: ウイルスが付着したドアノブや手すりなどに触れ、その手で口や鼻を触ることで感染します。

インフルエンザウイルスは感染力が非常に強く、特に流行期には注意が必要です。

インフルエンザの検査について

鼻の奥の粘液を綿棒で採取し、キットを使ってインフルエンザの抗原を検出します。 10分程度で結果がわかり、比較的短時間で診断が可能ですが、発症(特に38℃以上の発熱)してから12時間以上経過していない場合は、偽陰性(本来検出される抗原が、十分増え切っていないことにより検出されない)の可能性があるため、検査のタイミングには注意が必要です。詳しくは診察室で医師にお尋ねください。

インフルエンザの治療法について

インフルエンザの治療は、症状を和らげるための対症療法と、抗インフルエンザウイルス薬による治療があります。

  • 対症療法: 安静にして水分を十分に摂取し、必要に応じて解熱剤や鎮痛剤を使用します。
  • 抗インフルエンザウイルス薬: 発症後48時間以内に服用することで、ウイルスの増殖を抑え、症状の軽減や回復の促進が期待できます。ただし、医師の処方が必要です。

特に、重症化リスクの高い人は、早めに医療機関を受診し、適切な治療を受けることが重要です。

登園・登校の目安について

インフルエンザで登園・登校する目安は、学校保健安全法によって定められています。

  • 発症後5日を経過し、かつ、解熱後2日(幼児にあっては3日)を経過するまで

この期間は、周りの人に感染させるリスクが高いため、外出を控えるようにしましょう。また、体調が完全に回復してから登園・登校するようにしましょう。

感染予防のために

インフルエンザを予防するためには、以下の対策が有効です。

  • ワクチン接種: 毎年流行前にワクチンを接種することで、感染や重症化のリスクを減らすことができます。
  • 手洗い・うがい: 帰宅後や食事前など、こまめな手洗い・うがいを心がけましょう。
  • マスクの着用: 人混みや医療機関など、感染リスクの高い場所ではマスクを着用しましょう。
  • 室内環境の整備: 適切な湿度を保ち、換気を心がけましょう。
  • 十分な休養とバランスの取れた食事: 免疫力を高めるために、十分な睡眠と栄養バランスの取れた食事を心がけましょう。

インフルエンザについて、ご心配なことやご不明な点がございましたら、お気軽にご相談ください。

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